「ドームクリエイションワークショップ」を始めた経緯を話します。

今回初めての試みとしてドーム映像に関するワークショップを開催しました。

ドーム映像というのは、あのプラネタリウムなどのドーム型の施設で上映される映像のことを指します。なんと日本全国には300館ものプラネタリウムがあるそうなんです。

昨年から、ドーム映像に関わる機会が増えていきました。

昨年、ひょんなことからドーム映像の学生コンテストを見に来ないかと、誘われ富山まで行きました。すでに8回目を数える富山市科学博物館でおこなわれている「第8回全天周コンテンツコンテスト上映会」です。

「第8回全天周コンテンツコンテスト作品上映会」

久しぶりの富山です。確か前回はコロナ前に富山で行われた夏フェスに行った記憶です。今回は駅前に宿を取り、そのまま会場の富山市科学博物館に出向きます。会議室には学生たち、引率の先生方が集まっていました。お誘いを受けた元首都大学の今間先生に出迎えていただき、コンテストの趣旨を説明していただきました。議長の富山大学の辻合先生もいらっしゃいました。小さな会議室で学生たちの作品の自己紹介と作品表彰が行われました。その後、ドームシアターでの上映会が行われました。

2016年、Computer Graphicsの全国大会であるNICOGRAPHが11月4~6日に富山で行われ、それに合わせ全天周コンテンツコンテストが開催されました。

その後の打ち上げでコンテストの今後を話す

そのあとの打ち上げでコンテストの今後を話すことになりました。

富山市科学館が2025年から改修工事に入り、コンテストが続けられないことなどを告げられました。

数か月後、運命は次の出会いを引き起こします。

2025年の2月、国際科学映像祭ドームフェスタに我々が出品して、ショートフィルムコンテストのファイナリストにノミネートされます。タイトルは「ゴッホの見た夢」です。ちょうど前年2024年の10月から有楽町で上映された「イマーシブプラネタリウム・ゴッホ」

その中の2分のドーム映像を研究室で制作しました。そこで制作したフッテージを再構成し、改訂したものを出品したのです。

国際科学映像祭ドームフェスタ

2025年2月4、5日。足立区西新井にあるギャラクシティというプラネタリウムで「国際科学映像祭ドームフェスタ」が開かれました。国際科学映像祭は今回で13回目を迎えるプラネタリウム、ドームに特化した映像イベントです。

実は私自身、この映像祭とは関りがあってこの映像祭が立ち上がる際の実行委員会に名前を連ねさせていただいてました。確か、プレイベントから第2回まではその実行委員会に参加していました。

このドームフェスタで学生によるフルドームショートフィルム作品の上映が行われ、学生作品が38作品が上映されました。そこに関与したドーム映像を推進されている関係者、先生方との出会いが、その後の『イマーシブ・ダークナイト』、『ドームクリエイションワークショップ』へと繋がっていきます。

とにかく、みなさんドーム映像に魅せられて熱い気持ちが伝わってきます。学生さんたちからも作り手としての熱意が感じられます。

「イマーシブ・ダークナイトvol.3 ~ドーム映像を考える~」

2025年2月28日。横浜にあるコニカミノルタプラネタリウムで3回目になる「イマーシブ・ダークナイト」を開催しました。このプラネタリウムは日本でも2スクリーンしかない唯一のLEDドームです。そこでギャラクシティでお会いした先生や学生さんの作品を急遽、上映させていただきました。

とにかく凄かった!

LEDドームのもつ明るさや色の再現性を改めて感じさせるイベントになりました。

ドームの持つ魅力とプラネタリウム館の現実

ちょっと話が脇道にそれますが、今現在のプラネタリウム館の現状は決して良いとは言えません。コロナ禍で一度打撃を受け、その後持ち直したとはいえ、そもそも全国に広がる300館のプラネタリウムのほとんどは自治体の管轄、言ってみれば市町村のシンボルとしてのプラネタリウムです。定期的な天体観測会や映像設備のある所は科学モノの上映などが細々と行われているのが現状です。

2025年、『ドームクリエイションワークショップ』始動

2025年、ドーム映像の魅力と可能性をもっともっと広げていきたいと思いからワークショップを始めることになりました。そこには同じような可能性を感じていらっしゃる方々の想いが詰まっています。

みなさんもぜひ、プラネタリウムやドーム映像に関心を持って一度足を運んでくださると嬉しいです。